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オリンピック種目である空手!流派の種類や違いについて詳しく解説します

空手

東京オリンピックの種目に空手が正式に採用されたことにより、空手への注目はかなり上がると予想され

ます。

 

「空手」を知っている方は多いと思いますが、実際のところ流派はたくさんあるし種類も違いもよくわから

ないという方は多いのではないでしょうか?

 

え?オリンピックの空手って殴る蹴るじゃないの?

と期待している方もいるかもしれません。

 

東京オリンピックから正式種目となった空手の流派の種類や違いがどのようなものなのかを知れば、東京オ

リンピックをより一層楽しむことができるのではないでしょうか?

 

5歳のころから10年以上空手を習っていた私が東京オリンピックでの空手の流派の種類や違いをわかりやす

く、詳しく解説していきます!

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オリンピックの空手は伝統空手!

東京オリンピックでの空手はいろいろな種類がある中の伝統空手というものにジャンル分けされます!

 

伝統空手とは、突き、蹴りなどを直接相手に当ててダメージを与えるフルコンタクト空手とは違い「寸止め」

というルールを採用している空手となっています。

 

そして伝統空手は組手と形があります。

 

この「形」という字ですが流派によっては「型」と表記されています。

元々は「型」と表現されていたそうです。

伝統空手の組手

伝統空手の組手は1対1で行われ、ポイントを競い合う競技となっています!

伝統空手は寸止めルールなので攻撃を直接体に当てずに、寸止めできれいに決まった攻撃にポイントが入り

、8ポイント差をつけると勝ちになります。

 

もし試合時間内に8ポイント差があかなかった場合はポイントを多く取っている者が勝ちとなります。

ポイントが同点の場合は審判の判定で勝敗が決められます!

 

伝統空手のポイントはおおまかにこのようになっています。

・3ポイント:一本(上段蹴り、倒してから即座の攻撃など)

・2ポイント:中段蹴りなど

・1ポイント:上段、中段への突きと打ち

 

反則は2つのカテゴリーに分かれています。

反則カテゴリー1

・背負い投げなどの回転の軸が腰よりも上にある投げ技

・過度な接触(多少の接触は反則ではない)

・有効部位以外への攻撃

・平手、貫手による攻撃

 

などになっており、試合中最も多いといえる反則は過度な接触です。

カテゴリー1の反則は負傷につながる反則になっています。

反則カテゴリー2

・負傷の誇張

・場外

・無防備

・不活動(お互いが30秒何もしない事)

・掴み

・コントロールされていない技

・相手選手に話しかける行為

・審判の指示に従わない

・無礼な行為

 

カテゴリー2は負傷には繋がらないそれ以外の反則です。

伝統空手の形

空手の形とは様々な技を各種決まった順番に演武することです。

こういうと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言うと攻撃、防御の技を一連の流れで行うダンスのよう

なものです。

 

1対多数を想定して行い、攻撃と防御をいかにきれいに、美しく、力強く演武できるかを競います。

形といってもピンとこない人もいるかもしれませんので動画を貼っておきます。

このようなキレと迫力ある形はとてもかっこいいですよね!

形の基準

形の審査基準の例

・いかにキレのある動きか

・飛ぶ動きがあるならばどれだけ飛んでいるか、飛んでいる間の手足の動きがきれいか

・腰(重心)は落ちているか

・スムーズな体重移動ができているか

・一連の流れで気合いの入れるべきとこでしっかり気合いを入れてビシッと決めれているか

 

などの審査基準があり、これはあくまで例なので他にも細かく様々な審査基準があります!

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空手の流派の種類や違いは?

空手には様々な流派があり、その数は今現在もどんどん増えてます

それは師匠、先生から学んだ空手に自分の思想などを加えて新しい流派を作る方が多いからです!

俺なら「こんな道場を作れる!こういう道場を作りたい!」という人がどんどん作っちゃいますからね!

そのため空手の流派全てを把握するのはなかなか難しいです。

 

空手の流派をざっくり大きく分けると伝統空手とフルコンタクト空手に分かれます。

伝統空手とフルコンタクト空手の違いを簡単に言うと、寸止め寸止めをしないかというところです。

伝統空手はポイントを競い合い、フルコンタクト空手は殴り合い蹴り合うという認識がわかりやすいかもし

れません。

 

もし空手を始めたい、興味があるという方はまず寸止めか寸止め無しかを選ぶところから始めるのがおすす

めです!

フルコンタクト空手はかなり実践向きなので、痛すぎるのは嫌だ!怖い!という方はフルコンタクト空手を

選ぶのはやめたほうがいいかもしれませんね。

 

空手には様々な団体がありますが、その中で日本最大の空手団体は全日本空手道連盟となっており寸止めル

ールを採用しています。

オリンピック種目の空手も寸止めルールなので、今回は寸止めルールを採用している伝統空手の四大流派

ついて解説していきます。

伝統空手四大流派①和道流

和道流は大塚博紀(おおつかひろのり)が創始した流派で発祥の元は柔術となっています。

 

和道流の特徴は

・柔術が発祥元なので動きに柔術の体捌きがあり、投げ技、足技が多い。

・基本稽古はナイハンチ立ち。

・移動の基本では「突っ込み、飛び込み突き、飛び込み流し突き」などが特徴。

・形は16種類を大塚博紀が伝承している。

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和道流空手に神道場心流柔術を見た!

・基本形

・平安初段 ※平安(ピンアン)

・平安弐段

・平安参段

・平安四段

・平安五段

・ナイハンチ

・公相君

・セイシャン

・チントウ

・バッサイ

・ジオン

・ニーセイシ

・ジッテ

・ローハイ

・ワンシュウ

これらが大塚博紀が残した16種類の形です。

和道流の全日本空手道連盟の指定形

・第一指定形:チントウ・セイシャン

・第二指定形:クーシャンクー・ニーセイシ

伝統空手四大流派②剛柔流

剛柔流は宮城長順(みやぎちょうじゅん)が創始した流派で、宮城長順が東恩納寛量(ひがしおんなかんりょう)から那覇手を学び、独自の研究を加え名付けた流派です。

現在剛柔流はいくつかの会派に分かれています。

 

剛柔流の特徴は

・守りのための受け払いがメイン。

・対人稽古よりも型の練習がメイン。

・型の練習のみの道場もある。

・近距離での捌き、突きが得意。

 

とにかく自分を高めるために型の練習をメインとして行われている流派で最初に習う型も受けや払いの型が

多く近距離での戦いも意識しています。

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剛柔流「撃砕1」

・撃砕(ゲキサイ)第1または初段

・撃砕第2または弐段

・サンチン(三戦)

・テンショウ(転掌)

・サイファ(破壊・最破)

・サンセイルー(三十六手)

・セイエンチン(制引戦・征遠鎮)

・シソウチン(四向戦・士壮鎮)

・セイパイ(十八手)

・セイサン(十六手)

・クルルンファー(久留頓破・来留頓)

・スーパーリンペイ(壱百零八手)

 

剛柔流では撃砕が始めに習う型となっているそうで、基本の突き、受けなどをバランスよく行う型ですね。

型の基礎といったところでしょうか。

全日本空手道連盟第1指定型

・セイパイ(十八手)

・サイファ(破壊・最破)

全日本空手道連盟第2指定型

・セイサン(十六手)

・クルルンファー(久留頓破・来留頓)

伝統空手四大流派③糸東流

糸東流が摩文仁賢和(まぶにけんわ)が創始した流派で、糸洲安恒から首里手、東恩納寛量から那覇手を学

び空手以外の琉球古武術の棒術、釵術、本土の柔術の全ての技術と精神を混ぜて融和したものが糸東流です。

 

糸東流の特徴は

・突き蹴りだけではなく投げ技、逆技なども使用し総合格闘技のような部分もある。

・形の基本を応用し組手に結びつけている。

・精神教育に重点を置いており、円満な人格の形成・向上を目指した。

・首里手、那覇手など様々な武術を混ぜているので形の種類が他の流派より多い。

 

「守・破・離」という言葉の通り、形という基本を守り応用して組手に結びつけ奥義も修めるという一連の

流れを体系し、これに基づき指導が行われています。

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糸東流空手道型「平安初段~五段」糸東流空手形全集1 KARATE

・ナイチンファン(初段~三段)

・平安(初段~五段)

・抜塞(大・小)

・公相君(大・小・四方)

・実手

・慈恩

・慈允

・腕秀

・鎮東

・鎮定

・鎮衆

・ローハイ(初段~三段)

・五十四歩

・三戦

・転掌

・セーサン

・サイエンチン

・セーパイ(十八)

・サンセール(三十六)

・クルルンファ(十七)

・シソーチン(十九)

・サイファ

・スーパーリンペイ(壱百零八)

・パッサイ・セーサン

・二十四

・雲手(ウンシュ)

・壮鎮(ソーチン)

・鶴法

・白鳥(ハフファ)

・二十八歩(ニーパイポ)

・八歩連

・ワンカン

・アーナン

・アーナンコウ

・泊(トマリ)

・バッサイ

・心波

などがあり、他にもまだまだあります。

これだけ見ても他の流派よりも圧倒的に形の種類が多いですね!

伝統空手四大流派④松濤館流

近代空手の祖と言われている船越義珍(ふなこしぎちん)が創始した流派で、生涯「無流派主義」だったが

松濤館流と呼ばれるようになりました。

 

松濤館流の特徴は

・世界で一番多くの人が学んでいる流派。

・遠い間合いから飛び込む攻撃。

・1つ1つの技が迫力ある。

・テコンドーは松濤館流から派生したと言われている。

 

開祖とされる船越義珍は唐手を空手と変えたり、沖縄方言を日本語名に改称したりしました。

※ピンアン⇒平安など

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2015全国大会のジオン(慈恩)Karate Kata Jion in 2015 JKA All Japan

・観空大(カンクウダイ)

・観空小(カンクウショウ)

・慈恩(ジオン)

・慈陰(ジイン)

・燕飛(エンピ)

・平安(初段~五段)

・鉄騎(初段~三段)

・王冠(ワンカン)

・珍手(チンテ)

・五十四歩大(ゴジュウシホダイ)

・五十四歩小(ゴジュウシホショウ)

・二十四歩(ニジュウシホ)

・明鏡(メイキョウ)

・壮鎮(ソウチン)

・岩鶴(ガンカク)

・抜塞大(バッサイダイ)

・抜塞小(バッサイショウ)

・半月(ハンゲツ)

・十手(ジッテ)

・雲手(ウンス)

慈恩、観空小は多数の相手を想定している型で、慈恩は松濤館流の代表的な型でもあります。

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まとめ

今回はオリンピックで正式種目として選ばれた伝統空手の流派の種類や違い、伝統空手の四大流派について

解説しました。

 

四大流派でも何を重点に置いて稽古しているか様々な違いがありましたね。

このように空手の流派はそれぞれに違いがあり、流派によって稽古内容も変わっていくのです。

 

もし空手を始めたいという方は色々な道場に足を運んで稽古を見させてもらうのがおすすめですよ!

道場ごとに稽古内容は違うので、実際に見ることにより自分に合う、合わないなどが分かると思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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