猛毒のあるカツオノエボシが茅ケ崎などの相模湾沿岸などで漂着していることがニュースになっていました。
今年は海水浴場が開設されないので、もし海岸でカツオノエボシに刺されても応急処置などがすぐにできないということで注意喚起が行われています。
では一体カツオノエボシとはどのような生物なのでしょうか?
また、刺された時の応急処置はどのように行うのでしょうか?
今回は「カツオノエボシは毒成分が強い危険な生物!刺された時の応急処置方法」ということでまとめていきます。
カツオノエボシは毒成分が強い危険な生物!
カツオノエボシの美しい画像を集めました。 pic.twitter.com/Zf89RigCBY
— レッドブ流@モンエナ中毒 (@redburyu) July 9, 2020
カツオノエボシとは毒成分が強いクラゲの一種です!
見た目は画像のようにとても美しく、見ている分には良いですが刺されると大変危険なクラゲなのです。
外見の特徴は約10センチほどの透き通った藍色の浮袋で、浮袋から伸びる触手は約10~50センチほどです。
この触手が何かしらの刺激を受けると、刺細胞から刺胞が発射され、この刺胞に毒成分が含まれているのです。
カツオノエボシに刺されると激痛が走り、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあり大変危険です。
砂浜に打ち上げられているカツオノエボシに触ることも危険です。
カツオノエボシの刺細胞は生死に関わらず、物理的な刺激で刺胞が発射されるので、たとえ砂浜に打ち上げられて死んでいるカツオノエボシだとしても刺される可能性があるからです。
貝拾いに夢中になっている息子がうっかり触りそうになった、青いビニール袋みたいな物体
じつはこれ、カツオノエボシという猛毒を持つ生物です
一見、死んでいるように見えますが、触ると刺されます
これからの季節、海に行かれる方は気をつけて pic.twitter.com/weT64VGSHi
— せわた (@sewata_cha) July 9, 2020
打ち上げられているカツオノエボシの見た目がペットボトルやビニール袋のゴミにも見えるため、刺されるという事故が多いので、注意しましょう。
カツオノエボシに刺された時の応急処置方法
気をつけてください🙌
電気クラゲの「カツオノエボシ」が神奈川県内に漂流しているようです。
「透き通った水色の、風船」のような見た目をしていますが、触ると電気が走るような痛みがあり、2度触るとアナフィラキシーショックを起こして死に至ることもあるみたいなので…。https://t.co/ah6z9IP96X pic.twitter.com/JrwoAhR4hj— 冒険家 米澤 徹哉 (海中のお仕事) (@tetsu_yoone) July 9, 2020
もし万が一カツオノエボシに刺された時に知っておきたい応急処置方法です。
刺された事によって慌ててしまうかもしれませんが、まずは冷静に落ち着いて対処していきましょう。
氷で冷やす
まずカツオノエボシに刺された部位を海水で洗い流し触手を取り除きます。
この時に注意することは素手では絶対に行わないことです!
素手で触手に触れるとその部位も刺されてしまう可能性があるので、タオルなどで必ず行いましょう。
海水で洗い流した後に、氷で刺された部位を冷やして早急に医療機関で治療してください!
カツオノエボシに刺された時にやってはいけない応急処置
打ち上げられたてのカツオノエボシ pic.twitter.com/UqLzbGMsrZ
— たまたる (@tamago_tartar) July 8, 2020
次はカツオノエボシに刺されてしまった時にやってはいけない応急処置方法です。
真水で洗う
海水で洗うのではなく、真水で洗い流すことは危険です。
真水で洗うと浸透圧の差で刺胞の毒が体内へ流れこみやすくなります。
お酢をかける
酢をかけることはハブクラゲなどに対しては有効と言われていますが、カツオノエボシに対しては逆効果になるそうです。
お酢をかけた刺激で毒が出てしまう可能性があるので注意しましょう。
砂をかけて刺胞をとる
刺された部位に対して、砂をかけて触手を取り除こうとするのは余計に刺胞を肌にすり込んでしまうため危険です。
砂をかけず、海水で洗い流しましょう。
まとめ
夏は海水浴場に行く機会も増えてきますが、その分クラゲなどにも充分注意しなければいけません。
カツオノエボシのようにパッと見るだけでは分かりにくい場合もありますので、少しでも変だなと思ったら触らないようにするのが良いでしょう。
カツオノエボシは毒が強い危険な生物ですが、もし刺されてしまった時は慌てずに応急処置をして医療機関で治療を受けてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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